日本の小売業の生産性は米国のわずか3分の1と言われています。その理由として日本の小売業は中小企業が多いこと、デジタル技術の導入が遅れていることが挙げられます。生産性の低さに伴い、小売従事者の給与水準も大きな差があります。例えば、世界売上第一位の米国Walmartの店長の平均給与は20万ドルと言われていますが、これは日本の大手GMSの店長の平均1000万円の3倍です。私はデジタル技術を使うことによって、この差を縮めることに挑戦したいと思います。DXを実現するためには、単にデジタル技術を導入するのではなく、まずどういう課題を解決したいかを考える必要があります。そうしなければ、デジタル技術を導入した結果、生産性が低下することにもなりかねません。DX研究会を通して他業種の事例からも学びながら日本の小売業の生産性を3倍にしたいと思います。